材料メーカーの生きる道

こんな記事がでていましたね。

日本エレクトロニクス総崩れの真因 大同団結や徹底抗戦は愚の骨頂

”エレクトロニクスを土俵とする日本勢と韓国勢の闘いにばかり話題が集まるが、実は韓国勢の背後には日本の材料メーカーや装置メーカーがいる。日本のエレクトロニクスメーカーは、韓国のエレクトロニクスメーカーを担ぐ日本の材料・装置メーカーに負けたと言い換えてもよい。

 現に韓国勢が頑張れば頑張るほど、韓国の対日貿易赤字は増えている。だから韓国は、材料や装置の内製化に躍起になっているのである。いまや争点は、エレクトロニクスにはない。すでにケミカルに移っている。”

ほんとその通りで、韓国勢のがんばりによって利益を得ている材料メーカーはたくさんあります。

上村工業、今春から韓国で表面処理薬品の生産開始−製品供給を迅速化

今後は材料メーカーも現地にR&Dや製造拠点を移転していく流れは必至でしょうね。

ケミカルははっきりいって「面倒くさい」です。
製品を開発するにもエンジニアたちが何百、何千という条件のビーカーテストを行い、
その中のほんのひと握りがスケールアップを経て製品となっていくのです。

日本のメーカーの生きる道は「面倒くさい」ことから逃げないことなのかなと思います。